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出版社には「学べる使えるエッセンス」がある


ブランド事業部
倉石 園子

2014年入社

14年 VERYブランド事業室配属
16年よりブランド事業部

他社で月刊誌3誌と広告部を経験後、「違う視点での雑誌作りを学びたい」と転職

 2004年に新卒で料理、育児、ファッションなどに関する雑誌、書籍を発行する出版社に入社し、20代の女性向け月刊誌3誌と広告部を経験して、もうそこの会社でやれることはひと通りやり尽くしたかなと思い、新たな挑戦をしたいと考え、光文社に入社しました。
 光文社の『JJ』は高校生のときに読んでいましたし、ちゃんとオリジナルのものを作っている出版社だなという印象がありました。




『VERY』のタイアップ広告制作や読者調査を通じて知った光文社の“ブランド力”

 最初に配属されたVERYブランド事業室では、編集部が記事を制作し、クライアントの商品・サービスを紹介するタイアップ広告がとても多くて、私も1号あたり15本以上担当したこともあります。繁忙期は毎日コンテを書いてましたね。光文社に入って驚いたのは、雑誌に広告を出したいクライアントさんがたくさんいたことでした。もちろん雑誌自体の素晴らしさや、広告部の人たちの頑張りがあってのことですが、化粧品、ファッションから、生活雑貨、クルマといった幅広いジャンルのナショナルクライアントとの仕事も多かったです。私が前社で広告部に2年間いた経験もあるので、いまの時代でも、そういったクライアントさんから支持され続けることがいかにすごいことかはわかります。『VERY』は企画にオリジナルの厚みがあるので、幅広く展開できるんだろうなと思いました。




Webの時代に移行しても、出版社には「学べる使えるエッセンス」がある

 2016年6月からブランド事業部に移りました。おもにEC(電子商取引)の担当をしていて、50代の女性向け月刊誌『HERS』と連動した通販サイト「HERS GREEN LABEL」と、雑誌に紐づいていない「kokode PLUS」の運営をやっています。
 「kokode PLUS」はオリジナルセレクトをしていて、ファッションアイテムも雑貨もいろいろな商材を扱っています。メーカーと販売の交渉をして、仕入れて撮影して原稿をライターさんに書いてもらって、商品管理をしています。商品の紹介の仕方とか、きれいな撮り方とかは、雑誌でやってきた経験があるのが生きていると思います。
 雑誌を毎月作り続けることで培った持久力が生きていて、毎月コンスタントに企画を更新したり、欠品が出たらすぐに追加注文をかけていくという基本的なことをやり続けるだけで、商品が動くようになりました。ECは日々の反響が数字で出てくるのが面白いです。
 読者さんに支持されている雑誌があるということで、光文社の通販はほかと大きく差別化できていますし、まだまだ売り上げを伸ばせると思います。商品が並んでいるだけの通販サイトが多いので、買い物をしていて楽しい場所にしたいと思っています。
 編集者をやっていたからこそ、「こういうふうに物事を考えて、表現するとわかりやすく伝わる」というのを、10数年かけて自分でも考えたし、いろいろな人にも教えてもらうことができました。出版社って古いと思わずに、そこから学べて使えるエッセンスがすごくある場所だと思ってもらえるといいのかなと思います。校閲さんがいて、デスクがいて、編集長もいて、いろいろな人に見られて、全部の確認を取って、世の中に出すものを期間内に作り上げるところで培っていく力、考え方、責任はすごく必要です。Webに移行しても、そこにある精神みたいなものは引き継げるはずなので。

 
 

光文社は変革の真っただ中


デジタル事業部
藤田 宏史

2017年入社

17年 デジタル事業部配属

「自社として考えられる立場からWebにかかわりたい」と思い、制作会社からの転職を決意

 Webの制作会社に10年間在籍しました。その会社では、企業のコーポレートサイトやキャンペーンサイト、SNS関連、会員制サイトの企画・制作・進行管理に携わっていました。
 大学での専攻は観光学だったので、入社するまでWebの専門的な知識があったわけではありませんでしたが、実務のなかで覚えていきました。最初の2年間は、実際の制作作業、コーディング(コンピュータで、プログラミング言語によってソースコードを作ること)や、デザインを作る作業を担当。
 2年めからは、具体的にお客さんとやり取りをするディレクターという立場になり、クライアントとの折衝や、実際の制作物の要件をまとめる仕事をしていました。
 制作会社は基本、受注後の作業が多かったので、自社として考えられる立場からWebにかかわりたいと思い、光文社に転職しました。




女性月刊誌『STORY』のWebサイトを担当し、より多くの人を呼び込むための施策を実行中

 『STORY』のWebサイトがおもな担当ですが、入社した当時がまさにリニューアルを控えているタイミングだったこともあって、初日から打ち合わせがありました(苦笑)。実務的なことを言うと、編集部や制作会社と打ち合わせを重ね、サイトをローンチさせるための進行管理をおこない、リニューアル後はタイアップ広告の進行管理が大半を占めています。最近は、Webのみで取材して記事を作るという案件も最近増えてきました。
 光文社の月刊誌のなかでは、『STORY』は月に300本の記事があるので、いかに記事数に比例してアクセス数を上げていけるかが直近の課題です。たくさん記事をあげているのに効果がありませんでしたでは済まされないので。
 Webサイトではアクセス数をはじめ数値要素が全部出るので、集計結果を編集部、広告部と共有して「こういう状況だったので、次はこうしていきましょう」というような打ち合わせを重ねながら、スマートニュース、グノシー、LINEなどのサイトからたくさんの人に来てもらうための外部連携を進めているところです。ただ、人がワッと来ても一過性の方が多いので、いかにサイト内を回ってもらえるか、どうやってまた来てもらえるようにするのかを考えているところですね。




光文社は変革の真っただ中

 光文社はまだ「紙が主流」という印象があると言われるので、『STORY』の冠を使いつつ、Web独自の企画をどんどんやっていけたらと考えています。また、各誌のサイトがそれぞれ独立しているので、将来は何か箱というか括りができたらいいですね。
 現在、デジタル事業部は20代が一人しかいません。学生の皆さんはスマホが当たり前の世代なので、だからこそ持てる感性、感覚があると思います。ありきたりですけど、素直な人に来てほしいですね。覚えないといけないことは吸収しつつ、どんどん自分の考えを言ってもらえれば。いまは変革している最中なので、専門知識がなくても本人の思い次第、頑張り次第で結果を出せます!



 
 

未開拓エリアがたくさんある


ライツ管理部
神原 幸子

2013年入社

13年 書籍コンテンツ事業部配属(ライツ管理部兼任)
15年よりライツ管理部主任兼書籍コンテンツ事業部主任
16年よりライツ管理部主任

出版社を辞めての大学院進学、転職を経て、海外ライセンス業務の面白さに目覚める

 大学卒業後、他の総合出版社に新卒で入社し、週刊誌や単行本の編集を担当していました。当時はライセンス業務の知識はなく、将来担当することになるなど夢にも思っていなかったのですが、上司が「これからの出版社は本を出すだけではだめだ。編集・法律の双方に明るく、ライツ・マネジメントをできる人材が必要だ」とよく口にしており、「ライツ・マネジメント」という仕事を意識するようになりました。30歳を超えたころから、自分の編集者としての将来に不安を感じるようになっていたこともあり、思い切って会社を辞め、大学院で法学を学びました。
 大学院修了後は、出版社のライツ部門への就職を希望していましたが、チャンスがなく、小さな総合出版社の翻訳編集部に入りました。その会社では翻訳編集部が海外からの問い合わせに対応することになっており、私が窓口担当になったのですが、そのほとんどが翻訳ライセンス許諾の問い合わせだったのです。最初は先方からの問い合わせに答えるだけで精一杯でしたが、「こんな本はどう?」と提案すると即座に反応があることがうれしく、また条件交渉や契約書作成では法律知識も生かすことができ、海外ライセンス業務の面白さにすぐにのめりこみました。その後、さらに転職を経て、2013年に光文社に入社しました。




海外出版社との年間取引数が急増し、商域もアジアはもとより欧米、中東地域に拡大中!

 これまでの会社では編集と兼務でしたが、光文社では初めて海外ライセンス業務専従となりました。光文社は刊行する書籍のジャンルが多岐にわたり点数も多いので、取引件数も増え、忙しいですがとても充実しています。海外出版社に対して自社の作品を営業するのが仕事なので、できるだけ多くの出版社に定期的に情報を送り、機会があれば直接会って商談をして、各社の要望にあった作品を紹介しています。その結果、興味をもってもらえれば検討用の見本を提供し、翻訳出版の申し込みがあれば条件交渉のうえ、契約書を作成します。契約締結後は、著作権使用料の支払いなど契約条項が遵守されているかチェックするだけでなく、できあがった海外版の内容、クレジット等に問題がないかといった品質管理も大事な業務のひとつです。商談の前提として、現地の出版社との関係構築や、市場調査も欠かせませんので、台北、ソウル、北京、フランクフルトの4つのブックフェアには毎年参加しています。
 当初は年間取引件数はまだ数十件程度と多くなく、商域も限定的でしたが、現在は、アジアはもとより欧米、中東地域にも広がり、取引のスピードも上がっています。他社も海外展開に力をいれており、日本の出版物への注目は高まっていますので、この動きは、今後ますます加速すると思います。




まだまだ未開拓エリアがたくさんある

 取引上の言語が英語になる地域も多いため、英語のスキルも大事ですが、必要に迫られることが何よりの語学上達方法なので、業務をやるうちに身につくと思います。法律の知識も必要ですが、広範なものではありません。新しく何かを学ぶことが苦にならず、何より本が好きな方であれば、入社時点で特別なスキルは必要ありません。
 これまで外資を含め、いくつかの出版社に勤務し、さまざまな勤務形態・企業文化を経験してきましたが、光文社に入って驚いたのは、ノルマを課されないことです。担当者のやる気次第で、チャレンジできる余地が多く、これまでの会社では難色を示されたような提案にも、「まあ、やってみれば?」と上長も基本的にとても前向きです。自分で自分に目標を設定するのは好きなので、個人的に売り上げ目標や達成スキルを設定しているのですが、上からノルマを課されていたころよりも、仕事が面白く、はるかに高いモチベーションを保てています。
 光文社は歴史もあり、規模も大きいので、万事が整っているようにみえますが、なかに入るとすぐ、未開拓のエリアが多数あることに気づかれると思います。いままでの光文社の枠組みにとらわれず、新鮮な気持ちで新しいことにチャレンジできる方であれば、すぐに自分のフィールドを開拓できますし、またそれを許容する土壌もあります。出版界全体が旧来のビジネスモデルからの脱却を求められているいま、光文社もこれまでどおりではいられません。この状況を「新たな飛躍のチャンス」と考え、一緒にチャレンジしてくれる方をお待ちしています。