新人でも読者に会い続けることで、
“変える”ページを作れる

VERY編集部 佐々木遼 Ryo Sasaki

2018年入社
VERY編集部配属

週刊誌からVERY志望へ

 最初は文芸か週刊誌志望でした。人と話すのが好きで新聞やニュースを読むのも好き、学生のときには見られなかったものを見にいって、いろいろな人に会って、それを面白く世の中に出すということに魅力を感じていました。しかし新人研修中に、女性誌の編集者も読者世代の人にひたすら会いにいき、生で話を聞いて、そこで聞いてきた話を面白く自分のなかでネタにしているということがわかって。週刊誌よりも歩き回って仕事ができるかもしれない、とVERYを志望して配属されました。

ママとお茶している時間のほうが、
編集部にいるより長いかも

 実際、いま本当に歩き回ってますね。読者である若いママが集まるスポット探しをして、カバンには常にVERY最新号を忍ばせて、その世代の人がいたら名刺と一緒に差し出して声をかけています。そうやって出会ったママとお茶している時間のほうが、編集部にいる時間よりも長いかもしれません。
 企画会議でもよく言われるのですが、自分が面白いと思うことと、VERY読者層のママたちにとって面白いことって本当に違います。「大手町牧場で子供と一緒にヤギに餌をあげるのが面白い」とか言われても、社会人になったばかりの独身男性の僕には生活スタイルが違いすぎて、全然ピンとこないんです。

不合理なことが面白い記事に

 でも、一見繋がってなさそうなものを結びつけると、読者に響く企画になることが最近わかってきました。僕がはじめてしっかり作ることができたのが、ミニ財布の記事です。読者調査をしていて、「流行のミニ財布を持ちたいけど、容量が足りないから持てない」という声が多かったんです。一方で、使っている人たちは「保険証が家族分4枚あるからそれは母子手帳ケースに全部入れている」とか、プラス一個のなにかを併用していたので、じゃあ、その“プラス一個”を集めたらいいんじゃないかと。流行っているミニ財布をストレートに特集するのではなくて、プラス一個を持たなければいけない一見不合理なVERY世代特有のポイント、それを読者の声を聞くことで掬い上げることができたのかなと思っています。

VERYと対極の自分

 男性が女性誌の編集をやるのは大変だと思われるかもしれませんが、性別や年齢は関係ないです。面白いかどうかを決めるのは読者です。ママたちの生活って、子育てして家事して…という制約があって、基本的にはやっぱり辛いものがありますよね。その辛い生活のなかで、ママの生活が変わる瞬間とか、ママから見える日常が変わる瞬間、それが「面白さ」なんじゃないかと思うんです。その「面白い」がなにかわかれば、男性の僕でも読者にキラキラした、ちょっとした幸せを届けることができるはず。だからこれからも地道にママたちの話を聞き続けていきます。
 でも、そんな毎日だからか、まとまった休みには「仁義なき戦い」の舞台を観に行きたいと広島に行ったり、サンナッチという活けダコの踊り食いを食べたいと韓国に行ったり、学生時代のようにVERYとは対極にあることがしたくなりますね(笑)。