アイドルの魅力を
グラビアで伝え
世の中を元気にする

第二編集局 局長 青木宏行 Hiroyuki Aoki

1983年入社、業務部配属。FLASHエキサイティング編集長、FLASH編集長、エンタテインメント編集長を経て、2019年からbis編集長を兼任する現職。

政治から女子アナ企画と幅広く担当

 入社5年目、創刊したばかりのFLASHに異動した1987年は写真週刊誌全盛期。政治担当になり、永田町に頻繁に通って番記者から情報収集していました。永田町には番記者制度があって、大手新聞やテレビ以外は情報が入らないんです。小沢一郎氏が幹事長で飛ぶ鳥落とす勢いの時、緊急入院をしたと情報をキャッチして病院に駆けつけたら、新聞記者より先に着いていたなんてこともありました。
 政治以外も、オウム事件や女子アナ、お笑いなど関心あることを幅広くやらせてもらいました。秋元康さんと出会い、AKB草創期の頃から試行錯誤して成長していく生の現場を見せてもらったのは今につながる大きな一つですね。

AKB48との出会い

 前田敦子さんのファースト写真集を担当した翌年、「第2回AKB48選抜総選挙」で前田敦子さんが大島優子さんに敗れたのを目の当たりにしました。政治班にいた頃も選挙を取材し、日曜の開票日がFLASHの校了日でもあるので、夕方ギリギリまで引っ張ってタイトルをどうするとか、毎回試行錯誤しながら記事を作っていました。アイドルも同じように選挙をしているわけです。目の前で順位がついて、それを受けて話すスピーチが下手な政治家より説得力があって、心を揺さぶるほど感動的だったんです。そこからAKB48にどんどんはまっていきました。

誌面を作って、いろいろな人をプロデュースできる楽しさ

 現在の第二編集局はFLASH編集部、エンタテインメント編集部、bis編集部で構成されています。私は局長を務める傍ら、AKB48の番記者的なこともしています。今では坂道グループも増えて、皆それぞれ魅力が違うので、相手に合わせてアプローチを変え、企画を考えています。誌面を使っていろいろな人を自由にプロデュースできるのが編集のおもしろいところです。読者ターゲットに刺さるようにトータルマネジメントをするのは編集長の仕事です。全体的な予算やページ構成、担当の割り振りなどを考え1冊を生み出します。そして、生まれた1冊を売れるように育てていくことが重要です。ツイッターやインスタを使って宣伝し徐々にバズらせる。Amazonやネットランキングで上位になるよう仕掛けていくと、それが書店にも引き合いになる宣伝効果もあります。どこかにフックというかひと仕掛け作ろうというのは常に考えていますね。

好奇心旺盛に
好きなことに熱中できること

 この仕事は好奇心旺盛で、好きなものなら時間を忘れて熱中できる人が向いているんじゃないですかね。先日、山本彩さんの卒業パンフレットを作成させてもらい、8年間2949日を1冊100ページにまとめるという企画で、締め切りまで1カ月弱しか時間がありませんでした。寝る間も惜しいくらい、その時々を振り返りながら集中して作りました。肉体的には大変だったけどすごく充実した時間でした。競争社会の中で生きるアイドルの頑張っている姿を見て、ファンや若い人、おじさん達も応援しながら元気になれる。記事を作りながら、僕もパワーを貰いました。作ったものの反響がいいと、またおもしろいものを作ろうという気持ちになります。大変さの中にこそ「おもしろい」種があるのではないでしょうか。