これまで光文社になかった
ビジネスをスタート

国際事業室 室長兼PR事業室 部長代理 近江裕嗣 Yuji Oomi

1999年入社
宣伝→FLASH編集部→PR推進室→2020年より現職

「越境EC」「輸入ビジネス」を手始めに「地方創生」も視野に

 国際事業室は、昨秋にスタートしたばかりの部署で、室長の自分のほかに若手の女性が二人と少人数ですが、光文社にこれまでになかった事業を、国際的に広く展開していくための部署です。手始めに、巨大市場を抱える中国国内をターゲットにした越境ECやコンテンツ配信を考えています。また、K-POPのスターを数々輩出している韓国からは、すでに写真集などの輸入ビジネスが進行中です。さらに、国内にも目を向けて「地方創生ビジネス」にも取り組んでおり、国土交通省や各自治体とも相談しながら、地方創生のお手伝いを企画しています。

すでにK-POP写真集は人気アイテムに

 具体的には、中国事業では6億人のユーザーを抱えるポータルサイト「百度」やそのECサイト「百分百」と、ファッション誌のブランドを生かしたECビジネスを計画中。光文社の小説などのコンテンツを翻訳して、中国国内で配信することも考えています。ほかにも、北京市が主催する漫画家育成・促進コンテスト「興漫杯」に協賛社として参加。将来のコミック配信につなげたいと思います。韓国事業ではDispatch社と提携し、BTS、TWICEなどのK-POP写真集(DICONシリーズ)や「billboard KOREA Magazine」の輸入販売を手がけています。韓国国内で発売されたものをバージョンアップし、未公開写真や特典を追加したこともあり、発売告知時点からSNSなどでの反響が大きく、よく売れています。HMVでは売り上げベスト10の半分以上を占めるという人気ぶりだったんですよ。

語学は必ずしも必要ではない

 中国や韓国の方々と仕事をしてみると、考え方や価値観が違って戸惑うこともあるんですが、語学が必要かといえば、できるに越したことはないけれど、必ずしもそうでもないような気がします。海外のパートナーとおつき合いさせていただくには、まずは自分を信頼してもらい、相手を信頼することが非常に大切だと感じます。またアクセルとブレーキの調整が必要だなと。肝心なのは、相手の立場を理解して、何を求めているのか、何をゴールにしたいのか、こちらの言いたいことを言いつつ、心情を深掘りする精神だと思います。いまは、コロナの影響でなかなか直接会えませんから、国内のビジネスパートナー以上に、丁寧にコミュニケーションを取り、しっかり訊ねて、行き違いのないように気を配ります。

未知の世界に飛び込むことを楽しめる人

 この部署で仕事をするには、社内各部署との連携が必須です。また業務が多岐にわたるので、編集者としてコンテンツを制作するような実務もあれば、広告や販売や宣伝、データ分析といったマーケティングに関する知識も必要。輸入するための法律や関税、流通に関することにも詳しくありたい。ECのプロデュースもコンテンツ配信もある。これを全部と思うと大変ですが、すべてを経験できる! 社内社外を問わずいろんな人と話ができる! 話を聞きたい! と思える人や、未知の世界に飛び込むことを楽しめる人なら、いい仕事ができると思います。先入観なく、あれとこれを組み合わせたら、こんなビジネスができましたというような柔軟な発想を持てるといいですね。私自身も、まさか自分が国土交通省と一緒に仕事をするなんて思ってもみませんでしたから(笑)。