INTERVIEW
月刊誌/STORY編集室
横出美恵
(2021年入社)
誌面では毎月大特集チームに入り、モデルページや読者実例も担当。雑誌の後半にある読み物ページを作ることも。Webで携わる内容はさらに多岐にわたり、俳優や歌手のインタビューまで本当にいろいろです。ハイブランドの小物から中学受験、不妊治療……関わる分野の広さでいうと社内でもかなり上位にいるのでは、と思います。日常生活のなかで自分が「気になる」ことも企画になるので、日々ジャンルを問わず、アンテナを張っています。
誰かの印象に強く残って離れなかったり、支えてくれるものや言葉をつくりたくて入社しました。自分が中学受験不合格の通知を受け自室で泣いていたときに、母がそっとファッションカタログを持ってきて「好きな服買っていいよ」と言ってくれたことは、いまでも覚えています。就活を始めた頃に手に取った2019年11月号の『JJ』は、表紙に女の子のイラストを使ったことに驚き。光文社ならいろいろな挑戦ができるかも! と思ったきっかけです。
2023年11月号のメンタル大特集で担当した「生理周期ファッション」。自分自身、PMSが酷く気持ちの上下が激しいのですが、ふと、これってホルモンバランスのせいで仕方がないのでは? と思って。産婦人科医に取材し、女性の1カ月のメンタルの移り変わりに寄り添ったオシャレを提案しました。読者アンケートでは「この企画を発案した人に拍手!」というコメントが。自分のアイデアが誰かの役に立ったことを実感しました。
いつでも声が大きくて自信があり、まわりのスタッフをぐいぐい引っ張っていく先輩。多くの人間が関わるファッション企画では、編集者が軸を持って指示出しをする必要があります。スタッフと一緒に頭を唸ることも多々ありますが、最終決定これでいきましょう! というのを、自信を持って言えるようになりたい。世間の流れやSTORYがいま打ち出したいことを深く理解して、その感覚を磨いていきたいと思っています。
スピードと満足感のメリハリがついた新しいメディアをつくりたい。「今日どこの居酒屋に行こう?」と考えたとき、TikTokで「三軒茶屋 居酒屋」と調べると、何軒ものお店のメニューや雰囲気が動画で数十秒で把握できます。逆に、仕事終わりにどれだけ疲れていてもオーディション番組を追いかけてしまう。短時間で満足できるコンテンツと、目が離せない、気づいたら課金しているような仕組みが共存するメディアを発信したいです。